任意整理すると借金はどのくらい減る?一括返済するとどうなる?

電卓とお金

 

任意整理で借金はどのくらい減るんだろう…」と疑問に思っていませんか?

 

任意整理をすると債権者との交渉によって将来利息をカットすることができて、3〜5年で分割返済する計画を立てることができます。

 

これだけでも借金の返済は楽になりますが、個人の状況によっては借金の元本も減らせる場合があります。今回ご紹介するのは、以下のトピックです。

  • 任意整理で借金はどのくらい減ることがあるのか
  • 一括返済で元本を減額することができるか?

任意整理で元本をカットできるのはどんなとき?

任意整理で借金の元本を減額できるのは、過払い金が発生しているときです。

 

利息制限法を超える金利で返済を続けていた場合、本来返済するべき額よりも多い金額を返済していることになります。

 

このとき、利息制限法に基いて金利の引き直し計算をすると、過払い利息が発生します。この利息分を借金の元本から差し引くことで、借金総額を減らせます。

 

どのくらい減額できるかは、返済期間や金利によって違いますが、違法な金利で長期間返済していた場合は、当然過払い金額も大きくなります。

 

借金の大幅な減額が見込めますし、場合によっては過払い金が戻ってくることもあります。

過払い金が発生しない場合は借金が減らない?

過払い金が発生しない場合でも、債権者と交渉することにより、未払利息・将来利息をカットすることができます。

 

未払い利息とは、最終取引日から和解成立日までに発生した利息分。最後に借金の返済をした日から、任意整理をして債権者と合意するまでに発生する金利です。

 

一方、将来利息は和解した日から完済日までに発生する利息です。将来利息の支払いが免除されれば、返済は借金の元本のみになります。

 

例えば、利息15%で100万円を借入していて、毎月3万5千円返済するとします。借金は約3年で返済できますが、そのときの返済総額は約125万円です。

 

つまり、約25万円の利息を支払った計算になりますが、任意整理によって約25万円の利息をカットすることができるわけです。

 

将来利息が免除されることで、借金総額を減らすことができることも、任意整理のメリットの1つです。

一括返済すると借金は減る?

任意整理では借金の返済が前提になります。一般的な支払期間は約3年間で、長くても5年で返済しなければなりません。

 

しかし、家族や親族の協力により、まとまった金額が用意できれば、一括返済することがおすすめです。というのも、一括返済するによって借金総額を減らすことができるからです。

 

債権者との交渉にもよりますが、一般的に債務総額の約7〜9割の金額に減額されます。借金総額の10〜30%をカットできれば、債務者の負担はかなり減りますよね。

 

一括返済は債権者にとってもメリットがあります。任意整理後の返済では将来利息が付かないので、一括返済でも分割返済でもそれほど差がありません。

 

分割返済の場合、債務者が将来支払えなくなって自己破産に移行することも多く、資金を取り戻せなくなるリスクもあります。このような理由で、一括返済による減額交渉に応じるわけです。

 

とはいえ、法律に詳しくない一般人では交渉することは難しいし、過払い金の知識がないと損することもあります。任意整理を検討しているなら、損しないためにも弁護士や司法書士などの専門家に依頼することをおすすめします。