任意整理・個人再生・自己破産の特徴について解説します!

説明する男性

多重債務を抱えて借金返済できなくなったら、自己破産しかないと思っていませんか?

 

借金を合法的に解決することを債務整理と言いますが、その方法は自己破産だけではありません。任意整理や個人再生も選択できます。

 

そこで今回は、債務整理の3つの種類「任意整理」「個人再生」「自己破産」の特徴についてご紹介します。

任意整理・個人再生・自己破産の比較表

任意整理・個人再生・自己破産の違いを比較してみました。それぞれどのような特徴があるかチェックしてみてください。

 

任意整理

個人再生

自己破産

解決方法 借金を支払う 借金を支払う 借金を支払わない
裁判所の申立 必要なし 必要あり 必要あり
手続きの期間 約3〜4ヵ月 約6ヵ月 約4〜6ヵ月
借金の減額幅 利息・過払い分 最大10分の1 全額
借金した経緯 問題にならない 問題にならない 問題になる
信用機関への登録 あり あり あり
支払先の選択 できる できない できない
弁護士費用の目安 債権者1社4〜5万 約50〜60万 約40〜50万
官報への掲載 なし あり あり
持ち家の処分 必要なし 必要なし 必要あり

債務整理の3つの種類と特徴について

任意整理の特徴

任意整理とは、裁判所を介さずに債権者と直接交渉して、毎月の支払額や方法を合意する手続きです。

 

未払利息や将来利息はカットされますが、利息制限法による再計算で借金が減額されない場合、元本の返済を続ける必要があります。

 

任意整理による返済期間は3〜5年。この間に支払い計画で借金を返しきれる額なら、任意整理を選択できます。

 

また、大きな特徴の一つは、整理する債権者の対象を選ぶことができることです。なので、住宅ローンや自動車ローンを残して借金整理をすることができます。

 

個人再生や自己破産に比べて、手続きが簡単で費用もかからない方法なので、継続的な収入が見込める人に最適な手続きです。

個人再生の特徴

個人再生では、自己破産のように借金の支払い義務はなくなりませんが、法律によって定められた金額に圧縮することができます。返済期間は原則として3年間。大幅に減額された借金を分割して支払う手続きになります。

 

個人再生の特徴は、住宅ローン特則を利用することで、自宅を残したまま債務整理ができること。自己破産では、一定の価値がある資産は処分されますが、個人再生では資産を残しながら債務整理できます。

 

一方、個人再生の手続きにかかる弁護士費用は、他の債務整理に比べると高額です。というのも、再生計画案の認可が降りるまで半年間かかり、手続きも複雑だからです。弁護士の負担が大きいため、費用も高額になるんですね。

 

また、住宅ローン特則を利用する場合は、債務の支払いに加えて、住宅ローンも支払い続ける必要があります。なので、返済できるだけの継続的な収入がない場合、個人再生は利用できません。

自己破産

自己破産とは裁判所から免責許可をもらうことで、借金がゼロになる手続きです。

 

生活必需品を除いた一定以上の価値がある資産は処分されますが、借金の支払い義務が免除されます。

 

自己破産するための条件は、借金の総額で決まるわけではありません。ポイントは債務者が支払不能の状態にあるどうかです。また、借金をした経緯も問われ、その理由次第で同時廃止か管財事件に手続きが分かれます。

 

大きな資産がなく借金返済できるだけの継続的な収入がない人は、自己破産を選択することが最適です。

まとめ

債務整理には3つの方法がありますが。借金総額や収入など個人の状況によって、最適な債務整理は違います。

 

それぞれのメリットやデメリットも見極めながら債務整理をしないと、なかな借金の整理が終わらないこともあります。

 

一人で最適な方法を見つけるのは難しいので、債務整理の専門家に相談することをおすすめします。

 

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