任意整理で月々の返済金額がいくら減額できるか具体例で解説!

円と計算機

 

月々の返済額がきつくて、任意整理すべきか悩んでいませんか?

 

もし、借金を返すために借金しているなら、任意整理することをおすすめします。状況が悪化すればするほど、経済的な再生が難しくなるからです。

 

とはいえ、任意整理をすることで月々の返済額がいくら減るのか、気になるところですよね。抽象的な話ばかりだと、イマイチわかりにくいものです。

 

そこで今回は、任意整理と月々の返済額について具体例を出しながら解説します。まずは、任意整理でカットできる借金の種類を確認しましょう。

任意整理でカットできる金額は?

任意整理は、裁判所による手続きを行わない私的整理になります。債権者である貸金業者と任意で交渉して、毎月の返済額を軽減して和解契約を結ぶ方法です。

 

任意整理でカットできるのは将来利息です。将来利息とは、貸金業者と和解した日から借金返済が終わるまでに発生する利息のことです。

 

本来、借金の元本と利息を返済する必要がありますが、任意整理をすると利息分を支払わなくて済むわけです。

 

また、これまで利息制限法(15〜20%)を超える利率で利息を支払っていた場合、過払い金が発生します。

 

この場合、過払い分を借金の元本から差し引くことで、借金総額を減らすことができます。ただし、過払い金が発生していない場合は、借金の元本を減額することは難しくなります。

 

つまり、任意整理をすると、将来利息をカットした借金の元本を交渉で決まった期間(一般的に約3〜5年間)で支払っていくことになります。

【具体例】月々の返済額はいくら減額される?

では、任意整理によって月々の返済額がいくら減るのでしょうか? ここでは、具体例を出してご説明します。

 

仮に、貸金業者3社から総額150万円の借金があり、利率18%で毎月約6万3000円(元利均等)で返済していたとします。

 

任意整理前の借金状況
  • 借金総額 150万円
  • 借入件数 3社
  • 利率 18%
  • 返済期間 2年6ヵ月(30ヵ月)
  • 毎月の返済額 約6万3000円(元利均等)
  • 返済総額 約188万円

 

この場合、完済するまでの返済期間は約2年半(30ヵ月)で、返済総額は元利合わせて約188万円になります。つまり、150万円の元本以外に38万円の将来利息を支払う必要があるわけです。

 

この状況で任意整理をすると、38万円の利息をカットできます。さらに、貸金業者との交渉次第で、返済期間を3〜5年間(36ヵ月〜60ヶ月)に伸ばすことも可能です。この結果、月々の返済額は以下のようになります。

 

任意整理後(将来利息カット)
  • 借金総額 150万円
  • 返済期間 36ヵ月/60ヵ月
  • 毎月の返済額 約4万2000円/約2万5000円

 

36ヵ月の返済期間でも、毎月の返済額が2万円以上も減る計算になります。利息をカットするだけでも、大きなメリットがあることがわかりますよね。

 

さらに、貸金業者との交渉で返済期間が60ヵ月になれば、毎月の返済額は約2万5000円です。これなら無理のない返済計画が立てられますよね。

過払い金が発生する任意整理のケース

さらに、利息制限法を超えた利息で返済した期間があるなら、過払い金が発生しています。この場合は、過払い金の分で借金の元本を減らすことができます。

 

仮に、金利の引き直し計算によって50万円の過払い金が発生するなら、借金の総額は150万円から100万円に減ります。

 

この金額を3〜5年間で返済することになるので、月々の返済額は以下のようになります。

 

任意整理後(将来利息カット+過払い金50万円発生)
  • 借金総額 100万円
  • 返済期間 36ヵ月/60ヶ月
  • 毎月の返済額 約2万8000円/約1万7000円

 

借金の元本を減らすことができると、毎月の返済はかなり楽になりますよね。取引状況を確認して過払い金があるなら、任意整理を検討したいところです。

まとめ

任意整理では、過払い金がなければ借金の元本を減らすことはできません。カットできるのが利息だけなので、意味がないと感じる方も多いようです。

 

しかし、実際に計算してみると、利息のインパクトが大きいことがわかると思います。将来利息をカットして返済期間を長くするだけでも、毎月の返済額を減らすことは可能です。

 

もし、借金の返済が苦しいけど自己破産はしたくないなら、任意整理を考えてみてはどうでしょうか。任意整理で借金がいくら減額するのか査定できるサービスもあるので、活用してみてください。

 

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